はじめに:なぜ今、株式投資を学ぶべきなのか
物価が上がる一方で、銀行預金の金利はほとんど増えない——
「働いて稼ぐだけではお金が増えない時代」に突入しています。
そんな中で注目されているのが、株式投資です。
株式投資とは、企業の株を購入し、その企業の成長をパートナーとして応援する仕組み。
企業が成長すれば、株主である私たちの資産も一緒に育っていきます。
株式投資の目的:お金を増やして、実現できる未来を描く
株式投資の目的は、単にお金を増やすことではありません。
“お金を増やして、自分が叶えたい未来を実現すること”が本質です。
例えばこんな目標がある人に
- 目標例①:
「月20万円の不労所得をつくり、経済的に自由な人生を送りたい」 - 目標例②:
「毎年家族で海外旅行へ行きたい」「子どもの教育資金を少しでも貯めたい」
ここで一度、考えてみてください。
その目標、給与(労働収入)だけで本当に達成できそうですか?
労働収入と資産収入、2つのエンジンで人生を動かす
私たちの収入は大きく分けて2種類あります。
| 収入の種類 | 内容 | 特徴 |
|---|---|---|
| 労働収入 | 給与・ボーナスなど、自分の時間を働いて得るお金 | 安定しているが上限がある |
| 資産収入 | 株式・不動産・配当金など、資産が働いて生むお金 | 時間を味方につけて増えていく |
投資とは、「自分の代わりにお金に働いてもらう仕組み」です。
給与だけでは届かない未来を、資産収入の力で引き寄せる——それが株式投資の目的です。
例えば:5年前から三菱重工に毎月1万円投資していたら?
少し具体的な例を見てみましょう。
三菱重工の株価は、2020年初頭から2025年にかけて約3倍以上に上昇しました(※2025年初時点)。
もし、5年前から毎月1万円を積み立て投資していた場合、
合計60万円の投資額が、約110万円前後に増えていた可能性があります。
貯金と投資で50万円の差が出た結果となりました。
株式投資によって、「企業の成長に参加する=自分の資産も一緒に育つ」ことを実感できる好例です。
株式投資の仕組み:企業のパートナーになるということ
株を買うということは、企業の一部を所有すること。
つまり、あなたはその企業のオーナーの一人になります。
企業が利益を出せば、
- 配当金(利益の一部の分配)
- 株価の上昇による値上がり益
という2つの形でリターンを得られます。
株式投資は”企業の成功を一緒に喜ぶ仕組み”なのです。
株式投資の魅力3つ
① 経済成長の恩恵を受けられる
企業の利益は、経済の成長とともに拡大していきます。
株を持つことで、その成長の一部を自分の資産として享受できます。
② インフレに強い
物価が上がる=企業の売上・利益も上がる。
現金の価値が下がる時代に、株はインフレヘッジ(価値の維持)として機能します。
③ 複利の力で資産が加速的に増える
得た配当金を再投資したり、株価上昇後売却してそれを再投資することで、投資元本が増えることで、利益が利益を生む「複利効果」が働きます。
時間を味方につけるほど、リターンが大きくなるのが株式投資の醍醐味です。
株式投資のリスクと上手な付き合い方
株式投資は、値動きや景気に左右されるリスクがあります。
しかし、リスク=悪ではありません。
リスクとは、「リターンを得るための揺れ幅」。
その揺れをどうコントロールするかが重要です。
ポイント:
- 短期の値動きに一喜一憂しない
- 業績が安定している企業を選ぶ
- 分散投資(複数銘柄・複数国)でリスクを減らす
初心者が覚えておきたい3つの基本指標
| 指標 | 意味 | 理解のコツ |
|---|---|---|
| PER(株価収益率) | 株価が利益の何倍かを示す | 数字が低いほど”割安” |
| PBR(株価純資産倍率) | 株価が純資産の何倍かを示す | 1倍以下なら”資産価値以下”で買える可能性 |
| 配当利回り | 投資金額に対する配当金の割合 | 3〜4%前後なら安定した収益性の目安 |
「数字を見る=企業を理解する」第一歩です。
完璧に覚える必要はなく、まずは「PERが高い=期待がすでに織り込まれ高い状態」程度でOKです。
また、戦略部分については記事を作成します!
株式投資の始め方ステップ
- 証券口座を開設する(ネット証券がおすすめ)
- 応援したい企業を探す(普段使っている商品・サービスからまずは始める)
- 少額からNISAで注文する(NISAを活用して非課税でスタート)
- 1株から投資できる単元未満株で始める
よくある落とし穴と対策
| 落とし穴 | 内容 | 対策 |
|---|---|---|
| SNSや噂で買う | 話題株はリスクも高い | 自分の理解できる企業に投資する |
| 短期売買に走る | 値動きに翻弄されやすい | 「長期目線」で判断する |
| 高配当だけで選ぶ | 減配・株価下落リスクも | 業績の安定性とバランスを見る |
まとめ:株式投資は「企業の成長を信じるパートナーシップ」
株式投資とは、経済や企業の成長に期待する行動です。
成長しそうな企業を選び投資をすることで、(大袈裟ですが)運命共同体のパートナーとして歩みをともにする行動です。
結果的にそれこそが、資産を育てていくことに繋がり、株式投資の本質です。
焦らずで大丈夫です。まずは、身の回りにある、好きなサービスや商品に投資をスタートして、コツコツと続けましょう!
その行動が未来の自分を豊かにすることにつながります!
参考・出典:
- 日本取引所グループ「株式投資の基本」
- 金融庁「投資初心者のためのガイド」
- 三菱重工IR資料(2020–2025年株価推移データより)
(最終更新:2025年1月時点)

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