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【米国株はここからどう動く?】2026年の相場を分析!

はじめに

今回は
米国株はここからどう動く?」をテーマに、記事を執筆すようと思います!
利下げ・インフレ・AI投資が交錯する2026年の相場を解説します!

半分結論なのですが、2026年の米国株は、
「急騰を狙う年ではなく、強い企業に淡々と積み立てる年」
というのが現在のメインシナリオです。

AI・半導体は強い決算が続き、投資マネーが集中。
一方で、小売・消費セクターは高金利負担が重く、業績悪化が増えています。
利下げは進むがゆっくりで、インフレも完全鎮静ではないため、
「強い企業は強い、弱い企業は弱い」という二極化が続いています。

目次

今の米国株の「立ち位置」を整理する

〈結論〉

2026年の米国株は
“強い企業がより強くなる相場”
という構造になると 予想しています。

なぜかというと、特にAI・半導体は“決算の強さ”という明確で信頼できる数字の存在です、
こうした強い根拠があると、資金が集まりやすいです。
一方で小売・消費は高金利の影響を受け、業績や利益率が悪化している企業も多く、明確に方向性が分かれています。

AI・半導体は“決算が強い”というエビデンスに注目

NVIDIAの決算と解説

決算の概要

  • 2024年7-9月期:売上 +206%(前年比)
  • データセンター部門:+279%
  • CEOコメント:「生成AIは企業インフラの中心になる」、「AI投資は今後さらに加速する」

この規模で前年比+200%という成長は“圧倒的”。
企業のAI導入・データセンター投資が世界中で爆発的に進み、
半導体需要が構造的に伸びていることを示しています。

推測と期待

2025年アメリカの金融政策は利下げをベースとした金融緩和基調でした。
そこで恩恵を受けやすい、IT関連、半導体関連が良い決算だったというのは不思議ではありません。

ただし、2026年以降の利下げが同じだけ進めば嬉しいですが、
物価の上昇を考えると、利下げペースは不安定かもしれません。

そこでさらに半導体について考えたいのは「生活インフラ」「ビジネスインフラ」への進化です。
インフラは言い換えると、「欠かせないもの」です。
今後、私たちの生活に欠かせないものとなれば、利下げが不安定でも堅調に成長できる可能性が広がってきます。
私はその可能性に期待しています。

一方で「消費・小売」は決算が弱いというエビデンス

直近の「消費・小売」弱い決算まとめ

Target(ターゲット)

  • 2024年8月決算:売上 -5%
  • 消費低迷とクレジット負担が業績を圧迫

Macy’s(メイシーズ)

  • 2024年決算:利益 -30%
  • 高金利で“ discretionary(余剰消費)”が縮小

Walmart(ウォルマート)

  • 食品は堅調だが一般消費が減速
  • CEO「顧客は“必要なもの中心”の消費に移っている」

高金利なのに物価高というスタグフレーション気味の経済が、消費・小売セクターの利益を圧迫している

推測と期待

消費意欲という観点で見ると、支出は生活必需品の最低限にとどめようとする
セクターローテーションでいうところの不況期に見られる消費行動になってきている。

物価が高いため、CPIなどの数値は好景気の水準になる可能性はあるが、
実際アメリカでのクレジットカードやローンなどの未払いや滞納が最近話題にもなっている。
良い経済の循環が起きていればこうした歪みは起きづらい。

トランプ政権下でこうした歪みを政治的な力で解決できれば
消費、小売関連の企業も期待できるが、
消費セクターはしばらく不安定が続きやすい構造という印象が強い。

金利・インフレは株価にどう効く?

FRB今後の金利政策について

まずは、2025年10月28,29日に行われたFOMCの注目ポイントをまとめます!

  • 「今回の利下げは保険的」の発言
  • 次回12月の利下げが「既定路線ではない」の発言
  • インフレは依然3%水準

こうした発言を見る限り利下げ期待が後退しているような印象を受けますが、
Fedwatchツールを見ると、「利下げをすると予想する」と答えている人が87.6%(12月2日現在)
となっています。

長期的に見たら、利下げペースが落ちる可能性はあるものの、短期的にはまだ利下げは行う
そんな印象を受けています。

投資にどう活かすか?

  • 利下げがゆっくり → 株価は“ゆるやか上昇”になりやすい
  • インフレが残るため、金融緩和はしばらく封印
  • 結果:実力のある企業へ資金が集中しやすい

➡ だからこそ 2026年は二極化の相場構造

チャレンジングなグロース企業への投資よりも
大きな下落がきても自力のある大企業に投資をしておきたい

という投資家が多くなると予想しています。

ざっくりまとめ業界別の方向感

◎ 資金が集まりやすい

  • AI・半導体(NVIDIA、AMD、TSMC関連)
  • 通信・データセンター
  • クラウド(Microsoft、Google、AWS)

△ 中立

  • 製造業・資本財(利下げ次第で追い風に)

▲ 注意

  • 小売・アパレル
  • 住宅関連(モーゲージ金利が高止まり)

まとめ

半導体関連、AI関連のインフラ化に期待

2026年は“強い企業に淡々と積み立てる年”
勢いのあるところに乗っかるような順張り投資を心がける、そんな1年になりそうです!

癖づけておきたい行動

  • S&P500/NASDAQ100で市場全体の相場チェック
  • AI・半導体は少額でもいいので投資上乗せしていく
  • 消費セクタートランプ大統領の消費促進政策が出たら動くでOK
  • 気になる企業の四半期決算の「売上・利益率・ガイダンス」をチェックする

■ 参考URL

  • NVIDIA 決算
    https://www.cnbc.com/
  • 米小売セクターの弱含み
    https://www.reuters.com/
  • FRB 利下げ見通し
    https://www.bloomberg.com/
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この記事を書いた人

【著者紹介】
J-FLEC認定アドバイザー
ファイナンシャルプランナー

銀行・保険会社にて計6年間、資産運用や保障の提案に従事。
その後、ABCashにて3年6ヶ月、累計1,000人以上の家計・資産形成・投資に関する相談実績あり。

【本人コメント】
専門用語をなるべく使わずに、ニュースや制度を理解いただけるように説明します!
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